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世界香水ガイド2

本当に世界中の香水を知りたい方のために書かれた、ある意味バイブル。写真なし。辛辣なコメントばかり。この本から香水沼にはまった人は数知れず。

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毎日いろんな香水の香りをかいでは、分析したり連想をしたりしています。最近はレビューがメインですが、時にショートストーリーも。

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デューン、フランス語で「砂丘」を意味する言葉。このネーミングと、太陽を思わせる金のキャップ、ギラギラと輝くオイル系カラーをコーティングしたボトル。そして、太陽に灼けた砂のような、熱を感じるオレンジの液体色。

これらのモチーフから、完璧に、「中近東のバザール~砂漠のラクダの旅~たどりついた花々あふれるオアシス」なストーリーイメージを描いてしまっていた。でも、1つだけ疑問が・・・。

じゃ、オセアニック・フローラル(海洋性の花々の香り)って何よ??

俺のイメージでは、海は出てこない。おかしい。で、調べて愕然とした。

この香りは、ディオール一族を輩出した、フランスの海沿いの町、グランヴィルへの回顧のイメージだと知った。グランヴィルは、あの有名な「モン・サン・ミシェル」の北に広がる保養地。年間気温があまり変わらない海洋性気候の穏やかな海岸線。そして・・・、
潮の満ち引きによって、歩いてモン・サン・ミシェルまで渡れる「海の道」ができるほど遠浅の海岸線は、ここも同じ。つまり、1日のうちに、「海」の中に、広大な「砂原」が出現する場所・・・。

そうか、デューンというのは、この潮の満ち引きによって、海の中に現れる砂地のことか?
ガラガラと中東やアフリカの砂漠の景色が俺の中でくずれる。年中おだやかな太陽の光の20110819_2617550.jpgそそぐ海岸線。1日に2度海から現れる広大な砂の大地。海風にそよぐ四季折々の花々の芳香。

なぜこんなにも激しく派手にフローラルが変化して、魅惑的に香るのかわかった気がした。
これはリゾート地の香り、乾いた海沿いの、光と風の中にゆれる花々の、散歩道の香り。

女性用の香水はそんなに詳しくないけれど、この香水は特別愛着がある。トップのややきつめとも思えるアイリス系の香りから始まる花々や草木の香りのまさに饗宴(競演?)は、すばらしい変化を見せてくれる。

この香りをまとう女性に、一目を置く男は多いはずだ。けれど、よほど自信のある男しか、その肩に手を回すことはできないだろう。たとえ強く惹かれていたとしても。


俺レビュー
☆☆☆☆☆★★(5点)

強く女らしい官能を表す香水だ。ミドル~ラストの花々の香りがすばらしい。

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